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「再エネは、火力、原発に勝り、最も安い電源になった」

自然エネルギー財団理事長 トーマス・コーベリエル 氏

国民負担や系統問題を背景に太陽光発電の導入を抑制し始めた日本。だが世界では、再生可能エネルギーが火力発電や原子力発電に代わる主要電源へと成長しつつある。自然エネルギー財団のトーマス・コーベリエル理事長とロマン・ジスラー研究員が最新の電力事情を語った。

世界では、再エネの発電コストが劇的に下がり、火力発電や原子力発電を凌ぐ勢いです。

風力発電の発電コストは、2012年時点でkWh単価6.2セントでしたが、13年は4.7セント、14年には4.55セントまで下がりました。14年にポルトガルの電力会社は、風力発電の方がガス火力発電よりも20%、石炭火力発電と比べると30%以上安いと報告しています。そして先日、ついに世界の風力発電の設備容量が原発の設備容量を上回りました。

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