〝未稼働の象徴〟宇久島プロジェクトに立ち塞がる壁
接続契約と用地契約は締結済み
しかし、プロジェクト開始から4年が経つというのに、完成の知らせは一向にない。それどころか、16年2月に宇久島在住の市議会議員である大岩博文氏が、佐世保市長への贈賄申し込み罪で逮捕されるというショッキングな事件が起きた。
その一方で、大岩氏の逮捕から3ヵ月後、PVDP社は九州電力から系統連系の承諾を得たことを発表する。九電と接続契約を締結したことで、プロジェクトは改正FIT法による認定取り消しの対象から外れ、3年以内の完成という建設枠も課せられなくなった。
また、当初はUMSPSによる土地の賃貸交渉が難航しているという見方もあったが、「計画以上の730万㎡の土地賃貸契約を完了」(関係者)し、こちらも解決済みのようだ。
プロジェクトはいよいよ歩を進めたのだろうか。