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観光地で進むメガソーラー計画に住民が反発

人気の温泉観光地、伊豆で、巨大なメガソーラー計画が波紋を広げている。大規模な開発に対する不安から、近隣住民が計画の中止を求めているのだ。争点をまとめた。

東京駅から電車で2時間程度の場所に位置する静岡県伊東市八幡野区。人口7000人程度の小さな町に浮上したメガソーラー計画は、約105haの巨大な森林を事業地とする。そのうち57%を森林のまま維持し、残り43%を伐採・造成して太陽光パネルを約12万枚敷設するというものだ。パネル出力は40.7MWで、売電価格が36円/kWh、総事業費は約130億円にのぼる。

事業者の『伊豆メガソーラーパーク合同会社』は、韓ハンファグループで、太陽光発電所の開発を手掛けるハンファエナジージャパンと、シリコンを扱う商社、シリコンバンクが共同出資する。資本金は1万円。もともと2014年9月にシリコンバンクが単独で用地と発電所のIDを購入したが、今年からハンファエナジージャパンが参加した。

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