2013年に償還迎える転換社債
チャイナ・シンドロームに喘ぐモジュールメーカー
株価の急落が株式交換をさえぎる
まず明確にしなければならない点は、「転換社債だけをもってして、企業の存続可能性を否定するものでは決してない」という複数の証券アナリストの指摘だ。
たとえば世界トップのサンテックパワーにしても、頂点に登り詰めるまでには幾多の苦難の歴史があった。記憶に新しいのが08年のリーマンショック、それに続くスペイン政府によるレトロ・アクティブ、過去に遡ってのタリフの減額だろう。
だが当時、サンテックパワーは一説には中国大手4大銀行から80億米ドル(当時の為替換算で約8000億円)もの資金調達に成功し、この困難な時期にあっても生産規模を拡大させ、わずか2年後には世界№1の座を掴む。