米AMAT、ウエハ配線形成装置 新モデル発表 中JAソーラーが導入済み
2015.04.27
PVeye
米アプライドマテリアルズ(=AMAT、ゲイリー・E・ディッカーソン社長兼CEO)は4月27日、太陽電池ウエハに回路を形成する新たな装置を発表した。従来品と比べて、変換効率が上昇し、原料費を削減できるなどのメリットがあるという。すでに中国太陽電池大手のJAソーラーやインリー・グリーンエナジーが同装置を導入している。
発表された『Applied Tempo』は、太陽電池の電極をより高く幅狭に印刷することができる。配線幅が狭くなったことで受光面積が増え、発電効率が上昇するとともに、金属線の破断も減少する。セルあたりの変換効率が0.2%上昇し、歩留りが向上するほか、銀の使用量が20%減り、コストダウンにも寄与するとしている。
AMATによれば、印刷プロセスと品質を損なうことなく、3200枚/時以上の処理能力があるという。2011年に発表した旧製品は約2300枚/時だったから、処理能力は約1.4倍に向上したことになる。新製品は、JAソーラーのほかにも複数の太陽電池メーカーに導入されているようだ。
JAソーラーのウェイ・シャンCTOは「今後もAMATと協力し、太陽電池技術のさらなる発展に向けてソリューションを展開したい」と語った。
2021.10.14
PVeye
三菱HC、米国の太陽光事業に出資
三菱HCキャピタル(柳井隆博社長)は、2021年9月22日、 米国の再生可能エネルギー事業に出資すると発表した。これを機に、全米で太陽光発電事業へ積極的に実施する。再エネ事業で海外展開を加速させる構続きを読む
2021.03.01
PVeye
太陽光パネル価格高騰の真相
太陽光パネルの卸価格が2020年秋から高騰し、なかなか正常に戻らない。何が起きているのか。(本誌・平沢元嗣)
「2020年夏に比べ、W5円は上がった」。
続きを読む
2021.01.04
PVeye
太陽電池の特許侵害騒動 韓ハンファ、競合3社と対立
太陽光パネル大手の韓ハンファQセルズが、自社の特許侵害を巡り、ジンコソーラーら競合3社と世界各地で法廷闘争を繰り広げている。日本市場における3社の販売に影響が及ぶ可能性もないではない。(本誌・平沢元続きを読む
2020.11.30
PVeye
台PCS製造のヴォルトロニック・パワー、日本進出に意欲
台湾のPCS(パワーコンディショナ)メーカーであるヴォルトロニック・パワーがこのほど日本進出を模索している。日本企業と連携し、市場参入を狙う構えだ。
同社は2008年続きを読む
2020.11.01
PVeye
中インリー、持ち株会社を清算 メーカー保証は製造子会社で継続
太陽光パネルメーカーの中・インリーグループが、持ち株会社のインリー・グリーンエナジーホールディングスを清算する。太陽光パネルの保証債務を子会社に移し、履行する構えを示している。(本誌・川副暁優)続きを読む
2020.10.01
PVeye
中国のシリコン工場が相次ぎ 被災パネル価格上昇か
中国で太陽電池原料である多結晶シリコンの工場が相次ぎ被災した。原料の需給が逼迫し、太陽光パネルの価格が一時的に上昇するかもしれない。(本誌・平沢元嗣)
2020年7月続きを読む
2019.12.31
PVeye
中ジンコ、三重県の98MWメガソーラーにパネル供給
太陽光パネル世界最大手の中ジンコソーラーは12月31日、三重県松阪市の大規模メガソーラーにパネルを供給したと発表した。出力98MWと三重県最大級のメガソーラーである。
同社のパネルが続きを読む
2019.11.08
PVeye
中ジンコ、単結晶ウエハの生産能力増強 20年半ばに18GWへ
太陽光パネル世界最大手の中ジンコソーラーは11月8日、中国四川省楽山の四川工場における単結晶ウエハの生産能力を増強すると発表した。これにより、単結晶ウエハの生産能力は2020年第2四半期(4~6月)続きを読む
2019.01.17
PVeye
ライセンエネルギー、72セルの太陽光パネルで変換効率21%
太陽光パネル大手の中国・ライセンエネルギーは1月17日、72セル搭載の太陽光パネルの変換効率が21%に達したと発表した。PERCセルを使用したパネルにおける世界記録を更新したという。
続きを読む
2018.12.25
PVeye
再エネ技術で世界を狙う! 台湾勢が日本市場に熱視線
台湾政府が再エネの導入を強く推進しており、再エネ事業に力を注ぐ台湾企業が多い。彼らの多くは台湾国内だけではなく、海外展開をも視野に入れている。
2016年5月に蔡英文続きを読む