太陽電池中国大手のジンコソーラー（上海市、カンピン・チェンCEO）は9月10日、世界経済フォーラム（WEF）からグローバル成長型企業賞を受賞した。クリーンエネルギーの普及と太陽電池産業の発展に寄与する取り組みが評価された。
　ダボス会議で知られる世界経済フォーラムは、世界情勢の改善を目的に大手企業などが組織する民間の非営利財団。事業の革新性や成長率、管理体制、社会的責任などを評価し、優秀な企業を毎年表彰している。今年はジンコのほか中国企業10社に同賞を授けた。
　ジンコは6月末時点で、シリコン・インゴットとウエハで3GW、セル2.5GW、モジュールで4GWの年産能力を持つ。「今期は合計で4.0～4.5GWの出荷を目標に掲げている」（銭晶副会長）。
　李仙徳CEOは「太陽光発電は新しい経済成長のエンジン。太陽光などの新エネルギーの推進が今後のエネルギー改革にとって重要」とし、太陽光発電の普及は「当社の責任であり、ビジネスチャンスである」と語った。