韓ハンファグループの太陽電池大手、ハンファQセルズは6月21日、多結晶太陽電池モジュールのプロトタイプにおいて、モジュール変換効率19.5%、出力301Wを達成し、世界新記録を更新したと発表した。
　今回、世界記録は、第三者機関であるフラウンホーファー研究機構ISE研究所（Fraunhofer ISE CalLab）において、性能が認定された。1670×1000㎟の多結晶モジュールで最大出力300Wを超えたのは初めてだという。
　プロトタイプモジュールには、同社の技術拠点であるドイツ・タールハイムの研究所で開発された4本バスバーの高効率多結晶Q.ANTUMセルを採用。性能を最大限に引き出す太陽電池モジュール技術も織り込まれた。また、セルとモジュールは、量産用設備にて、標準プロセスで生産。現行のQセルズの60直モジュールと同じサイズであり、量産品と同等の材料と部材を使用したという。