PCS（パワーコンディショナ）大手の東芝三菱電機産業システム（東京都中央区、山脇雅彦社長、以下TMEIC）は9月12日、ベトナムの大規模太陽光発電所向けにPCSなどの設備を受注したと発表した。
　同社が今回受注したのは、PCSや昇圧用変圧器、高圧遮断器などを1つにまとめた出力5.1MWの「SOLARWARESTATION」と、電力会社からの運転条件要求に従って太陽光発電所の出力を制御する「Power Plant Controller（PPC）」。ベトナムTTCグループ傘下のザライ電力合弁会社がベトナム・ザライ省クロンパ地区に建設する大規模太陽光発電所向けであり、TMEICはEPC（設計・調達・建設）を担当する日揮と同社ベトナム法人のJGCベトナム社から受注した。発電所の出力は49MWで、2018年秋の運転開始を予定している。