独アンタリスソーラー、耐アンモニア試験合格
2013.04.18
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ドイツの太陽電池メーカー、アンタリスソーラーは4月18日、TEC 技術革新研究所において、単結晶シリコン型モジュールのアンモニア耐性試験を実施、基準をクリアしたと発表した。
農業用の建造物の多くには大きな屋根があり、太陽光発電システムの設置に適しているものの、家禽類や豚といった動物を飼育する建物では、動物から発生するアンモニアなどのガスが太陽電池モジュールを腐食し、材料と性能に悪影響を与える恐れがある。そのため、長期的な使用において腐食性のアンモニアに対する太陽電池モジュールの耐性は非常に重要になる。
今回、試験を行ったのは、同社製単結晶シリコン型モジュール「ASM 180」及び「ASM 185」 シリーズ。この耐久性試験は、約千頭を飼育している豚小屋において、6か月間、モジュールを天井から吊るすという条件下で実施。試験後、TEC技術革新研究所でアンタリスソーラー製モジュールの検査を行った結果、目に見える損傷や測定可能な性能劣化はみられなかった。
アンタリスソーラーのミヒャエル・ゲーデCEOは今回の試験結果について、「農業用建造物には大面積の屋根があり、太陽電池の設置には理想的です。そのため当社のモジュールが、その高いアンモニア耐性のためにこうした場所での使用に適しているとのテスト結果を得たことは非常に喜ばしいことです」とコメントしている。
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