ウィンアイコ 住宅向け48セルモジュール 3種をリリース

2013.06.03

PVeye

 台湾のモジュールメーカー、ウィンアイコは高効率セル「QUANTUM」モジュールシリーズから、48セルモジュールの販売をスタートさせる。
 今回発売する新たなモジュールは、公称容量で210W、215W、220Wの3種類をラインナップし、量産される48セルモデルのなかでも最高水準の出力を持つという。また新モジュールは標準的なブラックライン多結晶48セルモジュール(1,347×999×40mm)と同じ大きさでありながら、16.35%というモジュール効率を実現したとする。48セルモジュールおよび、高効率の60セルモジュールの日本のでの展開はウィンアイコ日本オフィスが担当する。


ウィンアイコでは高性能モジュールの開発を進め、かねてより選択エミッタ技術(Passivated Emitter and Rear Cell - PERC)を採用してきた。とくに新型モジュールには背面の不動態化技術を導入したことで、高い光吸収率と温度係数を改善達。低光度下や高温下での活動効率が向上したことで、年間発電量が上昇したという。

 ウィンアイコのグローバル・セールスバイス・プレジデント、サーシャ・ロスマン氏は次のように語る。
「新たなモジュールは一般住宅に太陽光パネルの導入を検討する顧客にとって、最も高い水準となる発電量の提供が可能となります。なかでも日本のように非常に限られたスペースのなかで屋根への設置が必要な場合でも、最高のパフォーマンスをお客様に提供するために特別に開発したものです。我々が継続的に研究・開発、およびプロセス改善に投資をしてきたことにより、一般的に販売されている48セルモジュールよりも10~20%高い公称発電量を達成することができました。
 さらに台湾製セルのみを使用し、PERC技術などによって16.35%という、48セルモジュールにしては非常に良い結果を出すことにも成功しました。60セルQUANTUMの発売開始に伴い、非常に良好な反応をいただきましたが、今度は48セル版を発表させていただきます。本モジュールの発表はいま一度、我々が高効率の太陽光発電モジュール分野における品質と技術面でのリーダー的存在であることを証明するものとなるでしょう。」と自信を見せる。

なお、今回発売するモジュールの概要は以下の通り。

<住宅市場向けのモジュール>
寸法:48セルモジュール (1,347×999×40mm)
出力:220W
モジュール変換効率:16.35%

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