中国でも人気ナンバー1

ファーウェイPCSを選ぶ3つの利点

PCS(パワーコンディショナ)の累計出荷量が、今年10月時点で50GWを超えた中・ファーウェイ(華為技術)。中国政府が支援するトップランナープロジェクトで過半数のシェアを獲得し、中国でも不動の人気を誇る。なぜか。

トップランナープロジェクトとは、いわゆる中国版の入札制度だ。500〜1000MWの案件を対象に、政府が競争入札で事業者を選定、落札した者には優先的に系統連系できるよう後押しする。制度を運用するのは中国国家エネルギー局。2015年に制度を始め、発電所開発を支援してきた。

特徴的なのは、選ばれた事業者は、局が認定した太陽光パネルとPCSを使用しなければならないこと。局が定める認定基準は厳しく、例えばPCSの場合、変換効率は98%以上で、瞬間的な電圧の低下や停電の発生時にも運転を継続する機能を備えている必要がある。

それだけに、政府から認定されたPCSメーカーは、中国市場で優位な地位につける。しかも事業者から実際に採用されると、知名度の向上につながるのはいうまでもないのであるが、実はファーウェイ、トップランナープロジェクトで50%超のシェアを掌握したのだ。

SUN2000-33KTL-JP/40KTL-JP。ヒューズレス仕様により直流側の火災リスクを回避。MPPTは4回路搭載で、最大変換効率98.8%。筐体の保護等級はIP65。