PCS出荷好調!

ファーウェイが選ばれる4つの理由

4回路MPPTで発電量最大化

2点目の理由は発電量の増加が期待できる点だ。同社のPCSを分散設置すると、PCS1台あたりに接続するパネルの枚数が大型に比べ少ない分、MPPT(最大電力点追従)機能の効果がより大きくなる。

MPPTとは、変化し続ける太陽光の強さや角度に応じて電流と電圧を最適なバランスに整え、発電出力を最大化する機能である。

一般に、ある1枚のパネルに影が落ちると、そのパネルとつながったPCSの出力は低下する。電流の低いパネルが抵抗となり、他のパネルの発電量まで下げてしまうからだ。

しかし、MPPTが働けば、影が落ちたパネルが他のパネルの発電量を下げる影響を最小限にとどめられる。その効果はMPPT回路が多いほど大きい。ファーウェイのPCSには、1台あたりMPPT回路が4本備わっているうえ、1本の回路に接続するパネルの枚数が大型PCSの場合と比べて少ない。

スマートソーラー事業部の李紅彬ゼネラルマネージャーは「当社の中型PCSで1MWの発電所を構成した場合、約100回路のMPPT機能が働き、大型PCSで構成した場合と比べ、発電量の大幅な増加が期待できます。特に山地など複雑な地形で著しく違います」と説く。

以上の2点は、中型PCSメーカーとしての強みだが、ファーウェイには、他の中型PCSメーカーにはない独自の強みがある。

スマートソーラー事業部の李紅彬ゼネラルマネージャー