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脱炭素企業のための再エネ調達法
企業が脱炭素経営を実践するうえで、再エネの利活用は必須だ。複数ある再エネ調達法を紹介する。
2020年秋に当時の菅義偉首相が50年までのカーボンニュートラル（人為的な温室効果ガス排出量実質ゼロ）を目指す方針を表明してから、国内でも脱炭素化への歩みが本格化した。
大手企業は、事業活動における二酸化炭素の排出量を抑制する脱炭素経営をいち早く始め、企業価値の向上に繋げている。最近は中小企業の間でも脱炭素経営が浸透しつつあり、いまや脱炭素に取り組まない企業は、競争力を維持できなくなる可能性もあるほどだ。
その脱炭素経営において、有効なのは、省エネルギー化やエネルギー効率の向上とともに再生可能エネルギーの利活用である。とはいえ、再エネを調達する方法は、再エネ比率の高い電力料金メニューへの切替えや再エネ電力証書の購入のほか、自家消費用太陽光発電設備の導入など複数あり、それぞれに一長一短ある。そこで一般の企業が適切に再エネを活用できるよう、再エネ調達法を解説する。
