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時代は〝IoPV〟

製品選びのツボはここ!

PCS出力を最適に制御

そもそも、太陽光発電はIoT技術と無縁だったわけではない。太陽光発電所の発電状況を現地へ行かずに把握できる遠隔監視装置は、太陽光発電とIoT技術が結びついた典型例だ。

最近では、PCS(パワーコンディショナ)の出力を遠隔で制御する装置だ。昨秋、九州電力が出力抑制を開始し、今春は半数以上の日で抑制。他の電力会社も出力抑制の実施を予定しており、PCS出力制御装置の需要は旺盛だ。

ただ、出力抑制用のPCS出力制御装置は、電力会社の指令通りにPCSの出力を調整する機能があればよく、メーカー間で製品にそれほど差はない。

注目すべきは、自家消費用のPCS出力制御装置だ。出力10kW以上の太陽光発電設備を自家消費利用する際、オーナーは余剰売電か全量消費のどちらかを選択することになるが、全量消費を選ぶと、逆潮流を防止しなければならない。逆潮流電力が発生すると、RPR(逆電力継電器)が作動して発電が止まってしまうからだ。そこで必要になるのが、PCSを自動制御する装置、すなわち自家消費用のPCS出力制御装置である。

この装置を開発しているのは主に遠隔監視装置メーカーであるが、PCSの出力を制御する仕組みはメーカーによって異なる。発電出力が一定以上となったら制御するという単純な機能のタイプもあるが、この制御法では発電電力のすべてを使用しても足りないほど消費電力量が著しい場合でさえ、PCSを自動制御してしまう。

これに対し、出力制御する閾値を消費電力量に応じて変動させる仕組みの装置であれば、太陽光電力を最大限利用することができる。自家消費用のPCS出力制御装置を選ぶ際は、制御法に着目するとよい。

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