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PVeye 2014年7月号
特集「超図解 これがニッポンのPVだ! 32円時代のシステム選び」
特集) 超図解 これがニッポンのPVだ! 32円時代のシステム選び
32円完全攻略マニュアル / 32円時代の生命線は建設の“薄・省・短” / コストダウンと向き合うPCSメーカーの果敢な挑戦 / 20年間で遠隔監視を選ぼう / 架台、基礎から切り込め! / 【商社2強の成長戦略】エクソル / 高島
ニュース) 群馬北部で連系難航 / 単月26GW 驚異の駆け込み認定
データ) 世界市況データ / 地方自治体による2014年度住宅用太陽光発電(10kW未満)に対する主な補助事業〈その2(神奈川県~沖縄県)〉 など
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〝32円ショック〟に揺れた業界人すべてが待ち望んだ〝システム価格20万円/kW時代〟が今夏にもやってくる。32円の攻略ポイントはずばり1000Vパワーコンディショナ(PCS)、基礎や架台の鋼材量削減、そして電気・土木工事の工数減だ。20万円を可能にするPV選びだ。
大手IPPと金融機関が教える
32円完全攻略マニュアル
「買取り価格36円(税抜き)と32円、わずか4円で投資熱は天と地ほど違う」。
業界ではいまシステム価格20万円/kWへの挑戦が始まったが、何をどう組み合せて、コスト低減していくべきなのか。匿名を条件に大手IPP、金融機関の3人に、32円攻略マニュアルを公開・評価してもらった。
5分でわかる20万円/kWのコツ
32円時代の生命線は建設の“薄・省・短”
32円攻略のぽんとは発電所開発の〝薄・省・短″だ。kW20万円は施工性とデザイン能力で乗り越えろ。
コストダウンと向き合うPCSメーカーの果敢な挑戦
メーカーにとって永遠のテーマであるコストダウン。太陽光発電用のPCS(パワーコンディショナ)においても同じだ。買取り価格が32円に低減されるなか、メーカー各社は市場からの要求にどう応えていくのか。
PCSのコストはまだ下がる!
田淵電機 貝方士利浩 社長
20年間で遠隔監視を選ぼう
カギはO&Mと転売マーケット
一層のコストダウンが叫ばれる国内太陽光マーケット。遠隔監視システムもその構成機器の一つ。だが、32円時代になっても、20年間の収益最大化を実現すべく、効果的なO&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)を目指すとなると、単純な導入コストだけで割り切れないものでもある。〝O&M〟と〝転売〟の2つのワードが今後のカギとなりそうだ。
【商社2強の成長戦略】
住宅用太陽光システムの卸販売で双璧を成すエクソルと高島。全量売電市場の拡大に伴い、10kW以上の産業用で業績を伸ばしているが、いまなお住宅用市場で確固とした地位を築き、存在感を高めている。コスト競争が激化するなか、両社が描く成長戦略とは。
「商社からEPC、そしてメーカーへ 業態変革の時期が来た」
エクソル 川勝一司 社長
「ゼロエネルギーハウスを標榜 ダントツ領域で専門を磨く」
高島 高島幸一 社長
コストダウン虎の巻
架台、基礎から切り込め!
システムコスト20万円/kWへの最も有効なコスト低減策、それは架台と基礎に切り込んで施工効率を高めることだろう。太陽光パネルのコスト差がほとんどないにもかかわらず、かたや欧州ではシステムコストが1000ユーロ(14万円)まで下がっている。架台、基礎のコストダウン。その可能性を探る。
接続箱でコスト低減
6~7
群馬北部で連系難航
300MW足止めか 東電、解決目途立たず
群馬県北部で太陽光発電所が系統に接続できない事態が発生し、業界に波紋を広げている。接続申請量が送電線の受け入れ可能量を超え、増強工事が必要になったが、その費用が19億円かかり、しかも一時的とはいえ最初に申請した事業者が全額負担しなければならないというのだ。東京電力も事態の収束に動く構えだが、解決策を打ち出せていない。群馬では300MW規模のプロジェクトが暗礁に乗り上げている。
単月26GW 驚異の駆け込み認定
13年度非住宅44.4GW
単月26.5GW。想定外の数値に業界関係者は目を疑ったに違いない。
36
新株発行で資本増強、黒字転換で有利子負債を圧縮
インリー・グリーンエナジー 王靖(ジェイソン・ワン) ファイナンシャルコントローラー
ギガファブ(巨大工場)投資で一気に居龍へと駆け上がったインリー。14年の出荷目標は最大4.2GWだ。ただ、拡大路線によって13年末には累積赤字が10億ドルを超え、負債総額は41億ドルまで膨らむ。
拡大経営に潜む危うさを解消するため、4月末に5年振りとなる新株を発行、8400万ドルを市場から調達し資本増強を図っている。14年Q3からの黒字化を見込むインリーが、ようやく有利子負債の圧縮に動き始めた。
40
ユニバーサルエコロジー
相次ぎ新事業
追尾架台、パネル輸出、蓄電など続々
太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛けるユニバーサルエコロジー(名古屋市西区、石田友則社長)が相次いで新事業に着手している。2014年にTOYODAと業務提携を結び、ドバイへ太陽光パネルの供給を開始すると、今年2月には自社製架台を発売。7月には同架台の新型モデルの販売開始を控え、今後は蓄電システムの販売も強化していく予定だ。
8
【補助金相殺関税(CVD)】
米商務省、中国産モジュールをクロ判定
38
藤井産業 太陽光EPC10MW
特高視野 受注獲得へ本腰
電材商社の藤井産業(栃木県宇都宮市、藤井昌一社長)は、出力50kW以上の太陽光発電所向けのEPC(設計・調達・建設)事業で業績を伸ばしている。同事業の2014年3月期の売上高は約30億円、容量ベースで約10MWだった。北関東エリアを中心に実績を積み、今期は特高案件も視野に受注獲得を目指す。
43~52
丸紅、米ゼップソーラーと屋根架台で独販契約
第一実業、長野でメガソーラー稼働
ヤンマー、日立と分散エネルギーシステム発売
屋根技研、新商品で産業用へ展開
モーザーベア、日本向けモジュール出荷73MW
旭ダイヤモンド工業、ダイヤワイヤV字回復
日本工営、モニタリングサービス提案強化
サンコー、システム販売倍増5MW
SUS、アルミ架台拡販
日本電業工作、監視システム新開発
チャイナサナジー、日本法人設立
東鉄工業、茨城でメガソーラー開発
ビッグ・インテック、13年度売上85%増
日晴金属、架台販売60%増
スマートパワー、屋根材一体型太陽光システム発売
日本グリーンパックス、14年モジュール出荷15MW目指す
67~68
1)戸上電機製作所…ストリングトレーサ新製品
2)ジンコソーラー…275Wモジュール
3)リープトンエナジー…自社製アルミ架台
4)荏原電産…単相3線10kWPCS
55~65
世界市況データ(ポリシリコン、ウエハ、セル、モジュールのスポット価格) / 地方自治体による2014年度住宅用太陽光発電(10kW未満)に対する主な補助事業<その2(神奈川県~沖縄県)> / 国内太陽光関連企業決算データ
発刊日 | 2014年06月25日 |
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定価 | 1,940円 |
コード | 雑誌80109-6 4910801090642 01796 |