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PVeye 2016年8月号
特集「勝手にバトル! 真夏の紅白PV合戦」

どの世界にも存在する2者間の対立。それが英国のEU離脱の是非や我が国の改憲政争になると、話は重いが、高校野球日本一を決する甲子園大会の決勝戦は、毎年この季節、お茶の間の話題を独占してしまう。両者の力が拮抗し、勝敗の行方が分からないところに、対立の妙があるのだろう。
では、 太陽光発電業界はどうか。改正FIT法には専ら2つの争点で賛否両論が渦巻いている。"世界最高" の冠をかけた太陽光パネルの高効率争いがあれば、パワーコンディショナでは、中型機の"分散攻勢"VS大型機が過熱気味だ。そこで当編集部は、勝手ながら5つの対立軸を設け、バトル形式で比較してみた。どちらが優れているか、判断は読者にお任せしたい。
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勝手にバトル!
真夏の紅白PV合戦
第1戦
改正FIT法 2大争点の是非
【入札制度の導入】
【FIT法第5条の削除】
来年4月から施行される改正FIT法。大筋の方向性には賛成意見が多いが、 各論では反対の声も挙がっている。なかでも意見が分かれる『入札制度の導入』と『FIT法5条の削除』をピックアップして有識者に是非を聞いた。
第2戦
太陽電池、最高峰の技術戦
【ヘテロ接合VSバックコンタクト】
住宅用市場を中心に人気が高い高効率パネル。狭小屋根の多い日本にとって、ZEHや自家消費マーケットでも活躍が期待されている。世界一の称号をかけた最高峰の技術戦が繰り広げられている。
化合物系 日米一騎打ち
【CIS VS CdTe】
化合物系薄膜太陽電池で双璧をなすCIS型のソーラーフロンティアとCdTe型の米ファーストソーラー。 日米の両雄はどちらが強いのか。
第3戦
大型PCSに攻め入る
〝分散〟中型PCS
【集中設置 VS 分散設置】
いまPCS(パワーコンディショナ) 間で 熾烈な争いが巻き起こっている。 大型PCS(セントラルPCS)を採用する集中設置と 中型PCS(ストリングPCS) を使う分散設置だ。 数100kW級の高圧発電所から大規模メガソーラーまで 拡がる戦いの場。どちらが最適なのか。
第4戦
新築屋根上で起こる!?
工法対決
【屋根材一体 VS 据え置き】
新築住宅の屋根に太陽光パネルを設置する際、大きく2つの設置方法がある。屋根の上にパネルを据え付ける据え置き設置と、屋根材とパネルを一体にした屋根材一体設置だ。 とはいえ、現状は据え置き設置が圧倒的に支持されている。果たして屋根材一体設置が増える余地はあるのか。
第5戦
自家消費システムに浮上した
蓄電池不要論
【使い切り VS ピークカット】
太陽光パネルで発電した電力を自ら消費する自家消費。10kW以上のシステムになると、 蓄電池を活用してピークカットする利用法が一般的だが、高額な蓄電池を敢えて外し、そのまま使い切る方法もある。どちらが経済的か。
場外戦
I-Vカーブトレーサ
太陽電池の性能を測るI-Vカーブトレーサは、測定方法の違いによって2種類に分かれる。電子負荷方式とコンデンサ負荷方式だ。どちらが有益なのか。
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世界を狙う!
ソーラーフロンティアの
誇りと確信
日の丸太陽電池の期待を一身に背負うソーラーフロンティア。東北工場の本格稼働で世界展開の土台を築いたが、欧米での市場開拓と国内住宅用シェアトップを目指し、歩みを緩めない。同社の狙いとは。
「年度内に黒字化を果たす」
シャープ 執行役員
エネルギーソリューションカンパニー
佐々岡浩社長
鴻海傘下で経営再建を目指すシャープ。ただ、昨年度184億円の営業赤字を計上した太陽光事業部門の立て直しは容易ではないはずだ。どのような戦略を描いているのか。エネルギーソリューションカンパニーを率いる佐々岡浩社長に聞く。
「自家消費の市場を掘り起す」
日本ベネックス
小林洋平社長
今年5月、小林洋平新社長のもと新たな経営体制を発足させた日本ベネックス(長崎 県諫早市)。発電事業とEPC(設計・調達・建設)事業を手掛ける同社の次なる戦略とは。
パネル検査技術
I−Vの常時測定で
異常パネルを素早く発見
監視装置の新たな可能性
神奈川工科大学の板子一隆教授は今年6月、ストリングのI−V特性を常時計測し、太陽電池の故障を検出する後付け可能なユニットを開発した。8月にはストリング内のパネルで異常が起きたセルを特定するシステムを発表予定だ。いったいどのような仕組みなのか。
いまさら聞けない
太陽光発電の基礎知識
第5回
太陽光発電の歴史【導入期】
前回から続く太陽光発電の歴史。今回は普及制度が法制化された歴史的背景に目を向けます。
系統連系 足掛け15年の大事業
素案作成は1977年
太陽光パネルで発電した電力を系統に流す逆潮流。 太陽光発電の普及に欠かせないその技術は、長い歳月をかけて確立されたという。知られざる系統連系の歴史を、第一人者の再生可能エネルギー協議会の黒川浩助理事長が語った。
市民運動で始まった
欧米の電力買取り制度
地域密着奮闘記
楽しみの輪を紹介の輪に
高嶋電気工事
高嶋蔵社長

PV発電所ファイルVOL.3
大野町2号調整池発電所
パネル変更ルール再改定と円高で
色めき立つ海外メーカー
太陽光パネルの軽微変更ルールが再び変わる――。業界に激震が走って早1ヵ月。まだ最終決定していないが、早くも海外メーカーが提案を強めている。パネル商戦が過熱しそうだ。
ラプラス、
設計シミュレーションソフトに
新機能追加
最適設計で収益最大化
監視大手のラプラス・システム(京都市伏見区、堀井雅行社長)は3月末に太陽光発電システムの設計シミュレーションソフトを刷新、10月にも新機能を追加予定である。正確な投資計画の作成に寄与し、太陽光発電所の新規開発を促す考えだ。
監視大手メテオコントロールが
日本上陸
サンテックパワーJと
低圧用BOX共同開発
再エネ先進国のドイツから日本へ、また1社参入した。 世界で12GW分の太陽光発電所をモニタリングしている遠隔監視大手のメテオコントロールだ。同社の狙いは何か。
中ジンコ、1Qパネル出荷で世界首位 今年6.5GWへ
太陽電池世界大手の中国ジンコソーラーは2016年第1四半期 (1~3月) にモジュールを1.6GW出荷し、世界トップの座についた模様だ。今年は6.5GW出荷する見込みである。

新製品、新サービス続々
『エコめがね』レンタル、
三相PCS対応品、
家庭向け電力料金メニューも
通信技術と制御技術を融合し、〝情報×エネルギー〟に関するサービスを提供し続けていく」。遠隔監視サービス大手NTTスマイルエナジー(大阪市中央区)の谷口裕昭社長はこう方針を語る。同社の狙いとは。
村田製作所、1kWのミニPCS開発
ジェイシティ、遠隔監視システム導入本格化
NTTファシ、メガソーラー向け新型パッケージ発売
SBエナジー、アセットマネジメントサービス提案強化
国際航業、太陽光システムと蓄電池の導入効果を診断
中テルサンパワー、高効率パネルで住宅市場開拓へ
英弘精機、発電所診断サービス8月無償提供へ
太陽光発電検査協会、品質部会開催
リープトン、太陽光カーポート新商品を8月発売
日本あんしん設備保全協会、屋根上太陽光の管理サービス開始
第4回関西PVEXPO開催へ
NEDO,遠隔出力制御システム実証着手
東和アークス、水上案件の積極開発へ
白樺堂 太陽光発電システム
[長野県]
太陽光発電がもたらす
どら焼きの付加価値
「顧客目線で信頼構築」
浜田電気工業
濵田厚男 代表取締役社長
大阪府高槻市に本拠を構える浜田電気工業は、今年で創業 56年目を迎える電気工事会社だ。老舗企業の舵取りを2004年から担う濵田厚男社長は、ユーザー目線に立った信頼関係の構築が大切だと話す。

1)デルタ電子
単相9.9kWパワコン発売
2)藤崎電機
O&M用クラウドサービス9月開始へ
世界市況データ
(ポリシリコン、ウエハ、セル、モジュールスポット)
太陽光発電導入容量ランキング【市町村別】
【ZEHビルダー】
ZEH推進目指す新制度
登録数2000件突破
発刊日 | 2016年07月25日 |
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定価 | 1,940円 |
コード | 80109-7 4910801090765 01796 |




