経産省、FIT認定失効の暫定推計値を公表 27.7GWが認定失効と推計
2017.04.21
PVeye
経済産業省は4月21日、改正FIT法施行に伴う認定失効についての暫定推計値を公表、27.7GWと推計した。未稼働案件の約半分が認定失効した模様だ。
今回のFIT改正により、2017年3月31日までに系統接続契約が締結できなかったものは、原則認定失効となる。2016年6月末時点でのFIT認定数315.2万件、約10.6GW(10,649万kW)に対して、2017年3月末の接続契約締結数は269.5万件、約73.6GW(7,356万kW)。例外規定である系統入札プロセスなどの対象案件0.2万件、約0.53GW(527万kW)を除いて推計された4月1日時点での認定失効見込みは45.6万件、約27.7GW(2,766万kW)となった。2016年6月末時点での未稼働案件数は60.5万件、約59.8GW(5,979万kW)であったため、未稼働案件の半分強が失効したと推計された。
FIT対象である再生可能エネルギー発電全ての合算値であるものの、その多くが太陽光発電である。なお実際の4月1日時点での認定失効数について、経産省は「これよりも小さくなると考えられる」と注記している。
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