スマートエネルギーWeek開幕迫る 主力電源化への新トレンドを網羅!

2019.01.30

PVeye

 再生可能エネルギー関連の大型商談展『スマートエネルギーWeek2019』が2月27日より東京ビッグサイトで開催される。出展企業数は33ヵ国1590社、来場者数は7万人にのぼる見込みだ。

 スマートエネルギーWeekは、『太陽電池展』や『風力発電展』など複数の展示会で構成されており、東京開催の今回は展示面積が東京ドーム6個分と、同種の催しでは国内最大規模だ。今回からは新たに『資源リサイクルEXPO』が加わり、太陽光パネルや蓄電設備の再利用に関する展示が拡充される。
 FIT売電単価が年々下がり、来年度からは入札対象範囲が500kW以上へ拡大されるなか、発電設備の高効率化は業界の至上命題と言える。太陽光パネルメーカーは昨年に引き続き高効率化を進めている。
 たとえば、トリナ・ソーラー・ジャパンは、多結晶ハーフセル型太陽光パネルの性能を向上。5本バスバーからマルチバスバーへと切り替え、出力を400Wに高めた製品を出展する。
 カナディアン・ソーラー・ジャパンも、変換効率19.89%で出力410Wの単結晶シリコン型太陽光パネルや、同18.33%、出力405の多結晶シリコン型など高効率品を展示する。
 一方、FIT売電期間の終了する住宅用太陽光発電設備が現れる19年問題を受けて、自家消費を見据えた提案を強める企業が多い。
 村田製作所、河村電器産業といった蓄電設備メーカー各社は、『スマートグリッドEXPO』に出展ブースを設け、自家消費に関連したシステム提案を行う。パナソニックも同展で、電池や太陽光発電設備、IoT(もののインターネット)などの技術を組み合わせた住宅向けソリューションを紹介するという。
 新たな資源リサイクルEXPOでは、PVテクノサイクルが、ホットナイフ分離技術による廃棄太陽光パネルの再生利用技術を紹介する。ほかにも、太陽光パネルの再資源化に関わる装置を開発する綿谷製作所や、鉛蓄電池再利用のイグアス、廃棄基板からの希少金属回収を行う日本再生資源開発などが出展を予定している。
 展示会を主催するリードエグジビションジャパンの飯田真人次長は、「本展は太陽光発電に限らず、創エネ・省エネ・蓄エネ技術を一度に比較検討できる絶好の場だ」と自信を見せる。再エネ市場の動向を俯瞰し、新たな商機を見出すには、またとない機会と言えそうだ。
 会期中には、随時セミナーが開催され、講演者は全体で計220名にのぼる。太陽電池展では、経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー課の山崎琢矢課長と、大和ハウス工業の濱隆取締役常務執行役員が、28日に基調講演を行う。
 飯田次長は開催に向け、「東京ビッグサイトをほぼ全館使用する規模での開催となる。じっくり展示を見る時間を取ってお越しいただきたい」と語った。

2021.02.01

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21年度のFIT入札、年4回開催へ

 2021年度のFITにおける入札制の詳細が固まった。上限単価を事前に公表し、年4回実施する。(本誌・楓崇志)

 2021年1月12日、第66回調達価格等算定委員会が開か続きを読む

2021.02.01

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JEPX価格20倍超急騰に悲鳴続々新電力月数十億円の逆ザヤ

 日本卸電力取引所のスポット価格が急騰した。平時の実に20倍以上に跳ね上がり、新電力各社が悲鳴を上げている・1ヵ月で数十億円の逆ザヤが発生したところもあるようだ。(本誌・岡田浩一)
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2021.01.04

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21年度のFIT議論開始 2年分の売価決定へ

 2020年11月27日に開かれた調達価格等算定委員会で21年度の太陽光発電のFIT売電単価の議論が行われた。22年4月1日の改正法施行を控え、21年度は現行法最後の年だ。入札対象外の事業用太陽光と住続きを読む

2020.12.01

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20年度上期FIT入札 254件368MWが落札

 低炭素投資促進機構は2020年11月6日、20年度上期のFIT入札の結果を公表した。254件、368MWが落札した。最低落札単価はkWhあたり10.00円で、加重平均落札単価は同11.48円だった。続きを読む

2020.11.01

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市議会で6度見送りも 美作市長パネル税に意欲

 岡山県美作市が導入を検討している太陽光パネル税。市議会では6度に亘って見送りとなったが、萩原市長は導入に意欲的だ。一方で事業者からは根拠を求める声が上がる。(本誌・岡田浩一)

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2020.09.01

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再エネ促進法の議論開始 未稼働特高案件に配慮

 2022年4月の施行に向けFIPを含む新法の設計が始まった。認定失効制における未稼働案件の取扱いを議論し、法施行までに工事計画届出が受理されれば、特高案件の認定は失効しない見通しを示した。(本誌・楓続きを読む

2020.08.01

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九州豪雨で太陽光発電所が損壊

 2020年7月上旬に発生した豪雨が九州を中心に全国で猛威を振るい、太陽光発電所も被害を受けた。(本誌・平沢元嗣)

 2020年7月18日、熊本県人吉市を訪れると、痛まし続きを読む

2020.08.01

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2020.07.01

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FIT法改正案成立 2022年4月施行へ

 FIT法の改正を盛り込んだ『エネルギー供給強靭化法』が2020年6月5日に成立した。施行期日の22年4月1日に向け、詳細な制度設計が本格化する。(本誌・楓崇志)

 今国続きを読む

2020.05.01

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新型コロナ対策 中小支援に80兆円

〝コロナショック〟で経営が悪化した中小企業を政府が支援する。事業規模80兆円の経済対策を講じる方針だ。補助金の拠出や融資制度の創設、税金の減免措置を予定している。(本誌・平沢元嗣)
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