【PR企画】
脱炭素新時代の再エネ新機軸
進化を止めない!
進化する太陽光パネル
技術革新が目覚ましい製品の一つが太陽光パネルだ。ここ5年ほどはPERC技術を搭載したp型単結晶パネルが主流だったが、主役はより高効率なn型単結晶パネルに移りつつある。そのn型単結晶パネルでは、トップコン技術を用いたものが多いが、それを上回る高効率化が期待できるのがバックコンタクト技術だ。先行するメーカーはその最先端技術を導入した高効率パネルを販売している。
その1社が中・アイコソーラーだ。太陽電池セル大手の同社は2016年にABC(オールバックコンタクト)セルの開発に着手し、22年にはABCセルを用いたn型単結晶パネルを量産した。現在の量産品の変換効率はABCセルが27.2%、太陽光パネルが24.6%と世界最高級の高さを誇っており、同社は近年のバックコンタクト技術を先導し、市場を開拓してきた1社と言える。こうした点が世界で評価され、24年9月には単月で1GWを受注したようだ。日本でも実績を伸ばしつつあり、同社の太陽光パネルを含めたバックコンタクト技術を搭載したn型単結晶パネルが次なる潮流になるかもしれない。
一方、太陽光パネルが設置される環境や条件が多様化している。最近では、耐荷重性の低い屋根に取り付けられる軽量パネルや表面の汚れを落としやすい防汚仕様を施したパネルが出てきたほか、エクソルは反射を軽減する防眩型パネルを開発した。同パネルはガラス表面に『ケミカルAG加工』を施し、微細な凹凸を形成することで反射を低減するもので、エクソルは光害の恐れのある都市部の住宅や店舗、景観条例が制定されている地域への導入を想定し、まずは主に住宅用として黒色フレームを採用した435W品と出力225W品を売り出す予定だ。