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パネル処理、最大の課題は費用負担 まずは適切処理の担保を

東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 村上進亮 准教授

太陽光発電の主力電源化には、使用済み太陽光パネルの処理体制構築が不可欠。関係省庁を中心に議論が進むが、課題が山積している。環境省の検討会などで委員を務めた東京大学の村上進亮准教授に話を聞いた。

使用済みパネルは、思っていたよりも早く排出されている。豪雨などの自然災害でこれほど排出されるとは想定外だったはず。また、それとは別に住宅用太陽光パネルが取り外されることもあり、そのパネルの持ち込み先がわからないという話が数年前に噴出した。そこで、環境省がガイドラインを策定したり、それに対して総務省からの勧告を受けたりもした。だが現在でも、どこに持っていけばいいかわからない人が大勢いる。これは問題だ。

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