丸紅（東京都千代田区、國分文也社長）は4月23日、大分県大分市で建設していた大規模な太陽光発電所を稼働したと発表した。出力は約82ＭＷ。単一事業者による事業規模としては国内最大となる。
　同発電所は大分市の大分臨界工業地帯6号地に建設された。敷地面積は105万㎡。3月12日より発電を開始している。太陽光パネルはハンファＱセルズ製を約34万枚使用。パワーコンディショナは日立製作所製の出力500㎾タイプを、アモルファス変圧器は日立産機システム製をそれぞれ122台採用した。
　発電事業は丸紅100％出資の子会社大分ソーラーパワーが行なう。発電所名は「大分ソーラーパワー」。
　同発電所のＥＰＣ（設計・調達・建設）は日立製作所が担当した。また、同社は今後20年間、同発電所の保守サービスにも携わる。具体的には同社のデータセンターを活用した24時間遠隔監視サービスによる運転情報レポートの作成などを提供する。