楽天&丸紅、電力小売事業で業務提携 低圧需要家へ電力供給
2015.08.31
ENERGYeye
楽天(東京都世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)と丸紅(東京都千代田区、國分文也社長)は8月31日、低圧需要家向けの電力小売事業において、業務提携すると発表した。
両社は2014年10月にエネルギー需要開発の協業を開始。それ以降、楽天のプラットフォームを活用した電力受給取引の拡大や簡易HEMSの共同開発などに取り組んできた。「インターネットサービス国内最大手の楽天と、総合商社であり且つ日本最大級の発電事業者でもある丸紅との異業種企業間の組み合わせは、寡占化された電力市場の中で、自由競争を促進する原動力となる可能性を秘め、需要家に新たな選択肢を提供する」とし、今回の合意に至ったという。
今後については、低圧電力を使用している「楽天市場」の出店事業者や、「楽天トラベル」に加盟する宿泊施設などに対し、丸紅が保有する再生可能エネルギー電源などからの電力供給と、「楽天スーパーポイント」やポイントを活用した決済サービス、それに加え、簡易HEMSを活用した新たなサービス開発を進めていく。
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