GSユアサ（京都市南区、村尾修社長）は10月1日、旧日本電池（現GSユアサ）が1997年7月から2004年5月までの間に製造・販売したPCS（パワーコンディショナ）について、「経年劣化によりごくまれに発煙に至る可能性がある」と発表した。対象製品を15年以上使用しているユーザーに対し、使用停止を呼びかけたうえ、発煙防止対策を実施するとしている。
　対象となる製品は旧日本電池ブランドの製品と、キヤノンブランドで販売された製品。旧日本電池ブランド製品は、機種名「ラインバックFX」、型名「LBSC-4.5-S3C」、「LBSC-4.5-S3CX」、「LBSC-4.5-S3CW」、「LBSC-4.5-S3CLL」、製造年月1997年7月～2004年5月。キヤノンブランドで販売された製品は、機種名「キヤノンソーラーインバーター」、型式「SI-04」、製造年月1997年7月～2001年7月。
　同社は、対象製品を使用しているユーザーに対し、使用停止のお願い並びに発煙防止対策の実施を告知しており、10月中旬より無償で発煙防止部品を随時設置していく。