太陽光発電販売・施工大手の日本エコシステム（東京都港区、中村雅人社長）は11月18日、デンソー（愛知県刈谷市、加藤宣明社長）が製造する家庭用自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯器「エコキュート」の新ラインナップの販売・施工を開始したと発表した。
　同社が販売・施工を開始したデンソー製エコキュートは、新機能として「おひさまアシスト」を搭載。これは、太陽が早く昇る夏場にエコキュートを早く沸き上げるというもので、太陽光発電を設置している場合、早朝に発電した電力を有効活用することができる機能。また、デンソー独自の高効率スクロールコンプレッサとヒートポンプ冷媒のエジェクタ回路である「エジェクスⅡ」によって、効率よくお湯を沸かすことができるほか、熱エネルギーを無駄なく活用できるよう設計されている。標準機能として、貯湯タンクを従来の3本脚設計から、耐震クラスS対応の4本脚設計にしており、非常時にも安心して利用できる設計を施している。貯湯タンク内の湯を非常時に利用可能にした非常用取水栓や無人時の保温ロスを減少させる省エネ保温機能も採用している。
　同社は、「一般のお客様に対して、太陽光発電及び省エネ機器の新たなエネルギーソリューションの提供を展開いたします」とコメントしている。