売価21円でも事業化できる⁉

世界大手ファーウェイが示したPCSソリューション

今年4月から太陽光発電の売電単価が21円に減額されると、新規のメガソーラー開発は益々減少しそうだが、PCS(パワーコンディショナ)世界大手の中・ファーウェイ(華為技術)が、事業化の実現に向け、ソリューション提案を強めている。

来年度以降、メガソーラーの新規開発が実現するためには、売電単価21円でも発電事業者が投資収益を確保できる状況が生まれなければならない。ただ、設備費や施工費の低減をはじめ、発電量の増加やO&M(管理・保守)の効率化など、課題は多く、いずれもハードルは高い。

それでも、ファーウェイスマートソーラー日本事業部ゼネラルマネージャーの李紅彬氏は、「当社のスマート・ソーラー・ソリューションを活用いただければ、まだまだ事業化は可能です」と言い切る。李氏の言う「スマート・ソーラー・ソリューション」とは、同社の33kW機と40kW機の中型PCSによる分散設置のことだ。「ソリューション(解決)」と言うだけあって、同社のPCSは発電事業者の抱える課題を解決してくれるらしい。ならば、具体的にどう事業化に貢献するのか。