ソーラーワールド製30年保証パネル ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション、単結晶275W新発売
2014.04.01
PVeye PR
独ソーラーワールドが製品化した両面ガラス仕立ての太陽光パネル、『サンモジュールプロテクト』が人気を博している。初年度の出力劣化率が3%で、経年劣化率は実に0.35%と小さい。ユーザーには30年間の出力保証が付与される常識外の製品だ。日本総代理店のヨーロッパ・ソーラー・イノベーション(=ESI、横浜市中区、土肥宏吉社長)は、多結晶シリコン型250Wタイプを昨秋から販売しており、今年3月には単結晶シリコン型275Wを発売した。
「まさか、これだけ反響があるとは想定外でした」。
ESI社長の土肥氏は殺到する『サンモジュールプロテクト』の注文に追われながらこう語った。国内の太陽光発電市場では、品質のトラブルも増えている。融資する銀行側からも厳しく判断されるため、発電事業者やEPC(設計・調達・建設)企業の間ではモジュールの〝長期信頼性〟という価値が浸透しつつあるようだ。
「太陽光発電に精通したEPC業者さんからの注文が圧倒的に多い。『サンモジュールプロテクト』は、バックシートをガラスに代えたことで耐久性を格段に高めた画期的な製品ですが、その価値をお伝えするには時間がかかると思っていました。しかし、日本には意識が高い方が意外と多いということが分かった。国民性なのかもしれませんね」。
この新製品で一躍脚光を浴びたソーラーワールドであるが、ドイツではすでにトップメーカーとして不動の地位を築いている。欧州でも「耐久性に優れ、最も信頼のおけるモジュール」として認知され、それは徐々に世界へ知れ渡り始めているようだ。
返品率0.003%
ソーラーワールドは現在、垂直統合生産モデルを構築しており、年産能力はウエハ1.3GW、セル800MW、モジュール1.3GWに達している。ただし、規模を拡大していくことよりも、品質や信頼性に力点を置く方針を貫き、ゆえに特長は徹底した品質管理体制といえる。
独自の加速劣化試験は、IEC国際規格で定められている基準値をはるかに超え、IEC規格にはない独自の試験も複数行なっているという。これについて土肥氏はこう力説した。
「私は、多くのメーカーへ足を運び、設計理念や品質管理、原材料の使用状況などを細かく確認しましたが、どれを取ってもソーラーワールドが世界最高でした。ソーラーワールドは25年の出力保証を世界で初めて実施したのですが、その背景には確固とした技術の裏付けがあった。今回の30年も同じです」。
「たとえばモジュールの返品率を比較すれば違いを分かっていただける。ある統計機関はモジュールの初期不良率を11年が7.8%、12年が13.1%、13年が11.8%だったと公表しました。これに対し、ソーラーワールドは10万枚販売して不良品は3枚程度。返品率は0.003%です」。
ESIでは、今回の新型モジュールのほかに、多結晶シリコン型250Wと単結晶シリコン型275W、さらに意匠性の高いブラックタイプの単結晶シリコン型270Wを扱っている。今夏には、単結晶シリコン型280Wとブラックタイプ単結晶シリコン型275Wを売り出す予定だ。
ESIは、モジュールの売れ行きが好調で、14年6月期のモジュール販売量は25MW以上、来期は50MWを突破する見通しだ。
問い合わせ先
ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション株式会社
TEL:(045)228-9065
http://www.e-solar.co.jp
2022.07.27
PVeye
ヤマガタデザイン、山形県内でPPA展開 教育分野に資金還元
街づくり会社のヤマガタデザイン(山形県鶴岡市、山中大介社長)は2022年7月、太陽光発電のEPC企業、FD(愛知県刈谷市、鈴木政司社長)と、冠婚葬祭業のジョインの施設に太陽光発電設備を設置した。第1号続きを読む
2022.04.08
PVeye
伊藤忠商事、米国に再エネ開発会社設立
伊藤忠商事は2022年3月24日、米国で再生可能エネルギー発電所開発会社を設立したと発表した。再エネ発電所の開発に特化する事業会社を立ち上げ、効率的な開発と収益の拡大を狙う。主に太陽光発電所を開発し続きを読む
2022.04.07
PVeye
北海道電力、太陽光ゼロ円設置開始 新築住宅向け
北海道電力は2022年3月1日、新築住宅の所有者が住宅用太陽光発電設備を初期の負担なく設置できるサービスを開始した。顧客とリース契約を結び、毎月定額の料金を徴収する。
同社は、今回の続きを読む
2022.03.08
PVeye
セイコーエプソン、富士見事業所に太陽光導入 SMFLみらいとPPA
プリンター製造のセイコーエプソン(小川恭範社長)は2022年2月15日、長野県富士見町内の事業所に太陽光発電設備を導入した。三井住友ファイナンス&リース子会社のSMFLみらいパートナーズとPPA(電続きを読む
2022.03.07
PVeye
キユーピー、FIT太陽光を実質再エネに 神戸工場にはPPA導入
食品大手のキユーピー(長南収社長)は2022年2月20日、既設の太陽光発電設備を活用して渋谷本社と研究施設で使用する電力を実質再生可能エネルギー電力に切り替えた。神戸工場にはPPA(電力売買契約)で続きを読む
2022.03.02
PVeye
横浜環境デザイン、PPAで太陽光導入
太陽光発電設備の販売・施工やO&M(管理・保守)を手掛ける横浜環境デザイン(横浜市、池田真樹社長)は2022年2月7日、マテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)の横浜事業所に太陽光発電設備と蓄電設備続きを読む
2022.03.01
PVeye
エムケイジャパン、可搬型蓄電設備発売 蓄電容量2kWh
中・イーノウの国内総代理店であるエムケイジャパン(東京都荒川区、林軍社長)は2022年2月2日、電子商取引サイトでイーノウ製の可搬型蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として続きを読む
2022.02.28
PVeye
シン・エナジー、リコー子会社にPPAで太陽光カーポート導入
新電力会社のシン・エナジー(兵庫県神戸市、乾正博社長)は2022年2月16日、リコー(山下良則社長)の100%子会社、リコーインダストリー(神奈川県厚木市、戸倉正社長)に太陽光パネルを搭載したカーポ続きを読む
2022.02.17
PVeye
グッドオンルーフス、アフリカに太陽光無償提供 国連開発計画と提携
アフリカで電化事業を手掛ける一般社団法人グッドオンルーフス(東京都千代田区、草賀純男代表理事)は2022年1月21日、国連開発計画のブルキナファソ事務所(マチュー・シオヴェラ代表)と契約を結び、太陽続きを読む
2022.02.12
PVeye
西海市、日産自らと脱炭素化で協定締結
長崎県西海市は2022年1月28日、日産自動車(内田誠社長)ら9社と市内の脱炭素化に向け、連携協定を締結した。電気自動車や再生可能エネルギーを普及させ、脱炭素化を進めつつ、災害に強い町づくりを目指す。続きを読む