ソーラーフロンティア、群馬メガソーラーで想定発電量25%上回る

2014.05.08

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 薄膜CIS太陽電池メーカーのソーラーフロンティア(東京都港区、玉井裕人社長)は5月8日、群馬県太田市が運営する1.5MWの太陽光発電所が稼働後半年間で想定発電量を25%上回ったと発表した。
 同発電所「おおた鶴生田町太陽光発電所」は2013年10月に発電を開始し、年間発電量166万kWhを見込む。稼働後6カ月で約93万kWhを発電した。 
 太田市では太陽光発電の推進にあたり、市内の公園に微結晶タンデム型、多結晶型、CIS化合物型の3種類の太陽光モジュールを設置し、単位出力あたりの発電量の比較を行っている。CIS化合物型モジュールは微結晶タンデム型と比較し1.36倍、多結晶型と比較して1.08倍の発電量を記録した。
 太田市は館林市や埼玉県熊谷市に近接しており、夏季は40℃近くまで気温が上がる。高温化でも発電量の低下が少ないと謳うCIS薄膜太陽電池の特長による高い発電量が期待される。
 同発電所は「鶴生田古墳」内に建設されており、古墳群内の太陽光発電所は全国に例がない。同社は古墳を避けるように太陽光の基礎を設置し、遺跡の保護と用地の活用を実現した。

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