エナリス、グリムスの第三社割当増資を引き受け 株式10%保有へ

2014.08.18

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 電力マネジメント企業のエナリス(東京都千代田区、池田元英社長)は8月18日、住宅用太陽光発電システムの販売などを手掛けるグリムス(東京都品川区、田中政臣社長)の第三者割当増資を引き受けると発表した。第三者割当後の持株比率は10%となる見通しだ。
 グリムスはエナリスに対し、第三者割当増資による新株式を発行する。発行新株式数は普通株式388,200株、発行価額は1株につき金1,090円、総額は4億2,313.8万円。払込期日は9月3日である。第三者割当後、エナリスはグリムスの第2位の株主として、株式10%を保有することになる。
 グリムスは、調達資金を群馬県吾妻郡嬬恋村に建設するメガソーラー開発費用として活用する。開発するメガソーラーの発電規模は約1.7MW。グリムスソーラーが企画・設計、エナリスが開発・建設、建設後の電力買取りとメンテナンス業務を担う。竣工後に、グリムスソーラーがエナリスから購入する予定だ。
 両社は2013年12月に包括的な協業に関する契約を締結。エナリスの電力卸取引事業とグリムスグループのスマートハウスプロジェクト事業が連携し、太陽光発電の電力買取りを行っているほか、エナリスの電力代理購入サービスの販売において、グリムスグループのエネルギーコストソリューション事業が新規開拓を担うなど、各事業において業務上の結びつきを強めている。2016年には、電力小売の全面自由化を控えるなか、エナリスは、「今回の第三者割当増資引受の実施により、コンサルティング営業に強みを有するグリムスとのさらなる関係性強化を図ることで、業務提携のシナジー効果を早期に実現し、相互の業容拡大を目指すことが、両社の企業価値向上に資するものと判断いたしました」とコメントしている。

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