「物販からO&Mまで 顧客総合サポートを追求」ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション土肥宏吉社長
2014.09.01
PVeye PR
太陽光関連商社のヨーロッパ・ソーラー・イノベーション(=ESI、横浜市中区)が業容を拡大している。独ソーラーワールドの日本総代理店としてモジュールを販売する一方、PCS(パワーコンディショナ)や架台などのシステム商材も扱い、今年からO&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)を始めた。何を目指しているのか。土肥宏吉社長に聞いた。
―独ソーラーワールドのモジュール販売が好調のようですが。
おかげさまで、出力50kW未満の低圧分野からミドルソーラーやメガソーラーまで、幅広く使っていただいています。モジュールの販売量は、今年7月末時点で累計50MWに達しました。創業が2012年7月ですから、この50MWはちょうど2年間トータルの実績ということになりますね。今期(2015年6月期)の出荷量は100MWを超えると予想しています。当社は発電事業者さんをサポートしていきたいと考えていますから、モジュールのほかに、PCSや架台、ケーブル類まで扱っています。
―PCSや架台なども欧州メーカーの製品を扱っているのですか。
欧州メーカーのもあれば、国内メーカーのものもあります。PCSは、独SMA、田淵電機、安川電機、山洋電気。さらにヒロセーからTMEIC製PCSを仕入れています。数kWら500kW機まで品数は豊富です。架台は、富士スレートと日栄インテックの製品で、日本の建築基準に合ったものを採用しています。キュービルや集電箱は、河村電器産業の製品です。製品には、それぞれ優れた特長があり、商品力は充分あると思っています。当社はそれらを仕入れて売る立場にあるので、当社の役割はきっちりと保管して注文が入ればできるだけ早くユーザーに届けること。当たり前のことですが、そのためには、物流がカギを握ると思っています。
―どのような物流体制を築いているのですか。
日本全国に拠点を構えています。苫小牧、秋田、東京、横浜、名古屋、福井、神戸、松山、博多の計9ヶ所です。特に主要拠点の東京、福井、神戸、博多でモジュールを中心に常に一定数の在庫を確保しています。注文が入ると、お客様のサイトに最も近い拠点から、商材を輸送する体制になっています。当社は、この物流システムをIT管理し、より効率を高めています。納期は、50kW未満の小さいものであれば1週間程度。新規のお客様でメガソーラーなどの大型案件であっても、平均2.5ヶ月から最長で4ヶ月もあれば納品できます。
―独グリーンテック社と今年8月に始めたO&Mサービスの反響はいかがですか。
引き合いを多くいただいており、これから商談を詰めていくことになると思います。当社のO&Mは、遠隔監視システムなどの設備を用いたサービスに加え、技術コンサルティングや財務管理、資産管理など総合的な資産運用まで行います。O&Mは、費用をかければよいというものではなく、発電所の規模や立地条件、使用設備などによって適正なO&Mというものがあります。当社は、お客様の費用対効果に配慮し、事業者サイドの目線でサポートしていきます。
問い合わせ先
ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション株式会社
TEL:(045)228-9065
http://www.e-solar.co.jp
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