エクソル、新製品2種発売 単結晶モジュールとダブル接着工法
2015.01.13
PVeye
太陽光専門企業のエクソル(京都市中京区、川勝一司社長)は1月13日、単結晶シリコン型モジュールの新製品と重ね式折板屋根設置工法である「ダブル接着工法」の販売を開始すると発表した。
まず、新発売する単結晶モジュール「XLMA-271VK」は公称最大出力271Wの同社オリジナル商品。バスバーを4本に増やしたうえ、ハーフカットセルを採用、セル効率と耐久性を向上させた。また、耐候性に優れる複数積層構造のPETフィルムを用いているほか、フレームやネジ類・取付部材には耐蝕性の高いめっき処理を施しており、塩害地域でも高信頼性を実現したという。その他、フレームには水切り用の加工を施しているため、表面に付着した埃は雨水で排出。端子ボックスには難燃性と耐久性の高い4層構造を採用している。
一方、「ダブル接着工法NAI-X(ナイックス)」は、重ね式折板屋根に太陽電池モジュールを設置する工法。建材に用いられる高機能両面テープと、セメダイン社との共同開発した専用接着剤を使用したもので、屋根に穴を開ける必要がない。同社は以前からセメダイン社と共同開発した初期固定接着剤と長期持続性接着剤を併用した「XSOL接着剤工法」を提供していたが、今回の新工法では、モジュールを設置する専用金具の接着面を改良。初期固定接着剤の代わりに、柔軟性・強接着性・高耐久性・高耐熱性などの特徴を持つ高機能両面テープを採用、長期持続性接着剤の強度が得られるまでに必要な養生期間の大幅な短縮を実現したという。また、従来品は長い剣先ボルトが設置時の障害となっていたが、新工法での専用金具は60mmまでの剣先ボルトに対応、ボルトの先端を切断しなくてもモジュールのバックシート損傷を回避できるとしている。
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