シャープ、「15年度黒字化へ、ソーラー事業は継続」

2015.03.30

PVeye

 シャープは3月30日、赤字の太陽電池事業を継続し、2015年度に黒字化を目指す方針を示した。同社の堺工場(大阪府堺市)で開いた説明会で、向井和司常務執行役員が語った。
 シャープは、15年3月期の通期決算で、最終赤字が300億円に膨らみ、太陽電池を含むエネルギーソリューション事業で50億円の営業赤字を見込んでいる。12年度の赤字決算を踏まえ、合理化の一環で、モジュールの自社生産を集約、海外メーカーへの委託生産に切り替えたが、昨年の円安が響いた。また、割高なポリシリコン原料の長期契約が製造原価を押し上げている模様だ。
 2月に子会社の太陽光ディベロッパー、米・リカレント・エナジーを売却。3月には太陽電池事業からの撤退や堺工場の売却が取り沙汰されたが、向井常務は太陽電池事業を「シャープ再生の柱」と位置づけ、「ソーラー事業をやめるとか売却するという事実はない」と強調。黒字化は、「非常に高い確率でできるレベルまで計画はつくり上げられている。(金融機関と)話をしている」と述べた。
 構造改革の進捗について、向井常務は、「海外のサプライチェーンを集約し、管理費はかなり下がった。設計段階からコストダウンを進めており、円安に対応できる」とし、「モジュールの製造コストに占めるポリシリコンのコストは数%。充分吸収できる」と語った。
 その一方で、同社は利益率の高い事業に力を注ぐ構えである。14億円投資して、高効率結晶シリコン系モジュール、『ブラックソーラー』の年産能力を現状の200MWから210MWへ増強する。また、国内外でEPC(設計・調達・建設)事業に力を入れ、モジュールの供給から建設まで一貫して提供するソリューション事業にシフトする。向井常務は、「タイの(FIT)価格は高い。タイを中心にインドなど市場が拡大しそうな周辺の国へ展開していく」と意欲を見せた。
 売上などの具体的な数値目標は、5月に15~17年度の新中期経営計画で発表する予定だ。

2022.02.07

PVeye

マテック、可搬型蓄電設備発売  蓄電容量403Wh

 電子機器製造のマテック(京都市、松本弘暉社長)は2022年1月31日、米・アマゾンの電子商取引サイトで可搬型の蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として販売する。
続きを読む

2022.01.20

PVeye

グラスフィアジャパン、太陽光付き屋外カメラ発売

 警備大手セントラル警備保障の子会社で通信機器を製造するグラスフィアジャパン(東京都中央区、磯部順一社長)は2022年1月20日、太陽光パネル一体型の屋外カメラを発売した。給電経路が要らず、電力を供給続きを読む

2021.01.04

PVeyePR

20年度3万台濃厚! 田淵電機の蓄電設備がヒットした理由

 ダイヤモンドエレクトリックHD傘下の田淵電機がハイブリッド型蓄電設備の販売を急速に伸ばしている。なぜヒットしたのか。

 田淵電機が2020年1月に発売したハイブリッド型続きを読む

2020.11.01

PVeyePR

タオケイが蓄電設備販売に本腰

遠隔監視装置メーカーの中・タオケイが日本で産業用蓄電設備の販売を本格化する。このほど夜間も売電できる蓄電池併設の太陽光発電所に初出荷した。自家消費用の需要も掘り起こす狙いだ。

続きを読む

2020.10.01

PVeyePR

出力600W超! トリナ・ソーラーがVertexシリーズ〝第二世代〟を堂々発表

 トリナ・ソーラーが2020年7月に、出力550Wと600W超の新型太陽光パネルを発表。8月には660Wの超高出力パネルも発表した。

 トリナ・ソーラーが新製品を市場に投続きを読む

2020.09.01

PVeyePR

低圧太陽光大手も太鼓判! ファーウェイのPCSが人気の理由

 いまファーウェイ製PCSの利用が急速に伸びている。なぜか。積極的に採用する低圧太陽光発電所開発大手、フレッシュアップの事例から人気の秘訣を探る。

 低圧から高圧・特別高続きを読む

2020.06.01

PVeyePR

発電事業者必見! ファーウェイ製PCSでリパワリングを

 PCSの部品交換に際し、新品のPCSにそっくり取り換える発電事業者が増えつつある。この状況下、世界最大手の中国ファーウェイ(華為技術)が人気だ。同社製PCSの魅力に迫る。

続きを読む

2020.05.01

PVeyePR

ESI、自家消費用太陽光発電設備の商品拡充

 自家消費用太陽光発電設備の販売からコンサルティングまで手掛けるヨーロッパ・ソーラー・イノベーション。同社は2020年4月、独自に設計した新しいシステムの販売を開始した。

続きを読む

2020.05.01

PVeyePR

営農、水上、豪雪、塩害…どこでも使えるトリナの両面発電パネル

 太陽光発電が普及し、設備の設置場所が多岐にわたるなか、あらゆる場所で使えるトリナの両面発電パネルは注目の製品だ。

 一般に、両面発電型の太陽光パネルは、水上や積雪・砂漠続きを読む

2020.03.01

PVeyePR

自家消費用に導入着々 30年使えるトリナの両面ガラスパネル

 太陽光発電の自家消費利用が広がるなか、トリナ・ソーラーの太陽光パネルが採用されている。なぜ選ばれるのか。

 抵抗溶接機の総合メーカーである電元社トーアは、富山工場の遊休続きを読む