ソーラーフロンティア、折り曲げ可能な新型モジュールを開発 

2015.06.22

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 CIS薄膜型太陽電池製造のソーラーフロンティア(東京都港区、平野敦彦社長)は6月22日、折り曲げられる新型モジュールを開発したと発表した。同品は薄く、重さは従来品の3分の1程度。今後開発が進めば、曲面屋根への設置や窓ガラスと一体化したCIS太陽電池の実現が期待できる。2018年を目途に製品化を目指す。
 新型モジュールは135cm×97cmの大きさだ。厚みはわずか1.5mmで、重量はおよそ6kg。出力は150Wで、モジュール変換効率は約12%である。
 同社は新型モジュールの開発にあたってフレームを取り除いた。さらに受光面のガラス製カバーに変えて高機能樹脂フィルムを、裏面のガラス基板の代わりに薄い金属基盤を導入。軽量化につなげた。耐久性も従来品と比べてほとんど変わらないという。同社は新型モジュールを「製造コストの低減につながる戦略的な商品」と位置づけ、試験的に、シンガポール企業の現地オフィスビルに設置した。
 平野敦彦社長は「新型モジュールは超軽量で薄く、曲げることも可能であることから、様々なものと一体化させられる。この新製品は多様な用途の商品に活かされることで、新たな太陽電池市場を生み出す大きな潜在力を秘めている」と述べた。

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