NTTスマイル、出力制御対応〝エコめがね〟開発 パワコン接続タイプ、10月発売へ
2015.07.27
PVeye
NTTスマイルエナジー(大阪市中央区、谷口裕昭社長)は7月27日、出力制御に対応した、PCS(パワーコンディショナ)接続タイプの遠隔監視システムを開発したと発表した。2015年10月頃の発売を目指す。
同社が新たに開発したのは、通信回線付き遠隔監視装置のなかに制御機能を内蔵したパッケージ「“エコめがね”全量モバイルパックパワコン接続タイプ」。従来の「エコめがね」は、PCSに直接接続せず、分電盤に取り付けたCTセンサで太陽光発電所の遠隔監視を行うものだったが、今回の新製品はPCSと直接接続することで、PCSの電力量情報を取り込むことができるほか、電力会社からの出力制御指令にも対応可能だという。今年1月の経済産業省の省令改正により、4月以降、東京電力・中部電力・関西電力管内を除いたエリアで太陽光発電設備を設置する際には、出力制御対応設備の導入が義務化され、その対応が求められたなかでの新製品となる。
現在、対応しているPCSは、オムロン製の「KP□K2-A」、「KP□M-A」、「KP□R-A」。オムロン製以外のPCSについては、順次対応していく予定。出力制御の詳細がまだ正式決定していないため、決定後に自動ファームウェアアップデートを行うことになるが、追加費用や現場作業、追加機器の設置は不要だ。
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