さくらインターネット、石狩市で発電所稼働、自社サーバへ直流送電

2015.08.10

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 インターネットインフラサービスのさくらインターネット(大阪市中央区、田中邦裕社長)は8月10日、同社が北海道石狩市に建設した200㎾太陽光発電所から、自社の石狩データセンターへ送電を開始したことを発表した。発電した電力は交流電力に変換することなく、直流のままデータセンターへ送電する。電力会社への売電は行わない自家消費型。
 同社の石狩データセンターの設備の一部には、HVDC(高電圧直流)給電システムが設けられている。このため、太陽光発電所で発電した直流の電力を交流に変換することなく給電できる。天候などにより太陽光が発電できない場合には、電力会社からの交流電源を直流に変換して給電する。停電時には、無停電装置や発電機の起動で電力を賄うという。
 運転を開始した『さくらインターネット石狩太陽光発電所』の出力は200㎾で、パネルはカナディアン・ソーラー社製を採用した。設計は自社で行い、建設はクリハラントが行った。年間の発電量は21万kWhを見込んでいる。使用電力量の削減効果については非公開としている。

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