自然電力、新潟で太陽光発電所2基完工 出力計2.4MW
2015.10.13
PVeye
太陽光発電所の開発を推進している自然電力(福岡市中央区、磯野謙社長)は10月13日、新潟県胎内市に建設していた太陽光発電所2基を完工したと発表した。出力は0.6MWと1.8MW。同社が保有する太陽光発電所は11基、合計出力は32.5MWになった。
同社は建設業の吉田組(兵庫県姫路市、吉田和正社長)とSPC(特別目的会社)を設立し、1万4700㎡の遊休地を借り受け、発電所を建設した。グループ会社のユーイ自然電力にEPC(設計・調達・建設)を発注し、太陽光パネルを合計7640枚設置。今年3月に着工し、9月末に竣工した。
同社によれば「発電所の建設用地は雪が多く降るため、設計・建設にあたって工夫が求められた。今年1月に秋田県で2.2MWの発電所を完工した経験を活かし、モジュールの傾斜角を30度にするなど、稼働した発電所は積雪に耐えうる構造となっている。杭打ち工法を導入し、元の地形や自然をできるだけ活かした状態で竣工した」という。
架台は独シュレッター製を採用。今後O&M(管理・保守)は自然電力グループのユーイ自然電力オペレーションが担う。降雪やその他地域の特徴を十分に考慮した計画を整備し、O&Mを実施していく。
なお、事業の詳細は次の通りである。
【事業主】
胎内自然電力合同会社(自然電力と吉田組による出資、出資比率は非公開)
【胎内自然電力太陽光発電所】
[設備容量]0.6MW
[パネル]加カナディアンソーラー製、5814枚
[パワーコンディショナ]独SMA製455kWac、1台
【胎内自然電力第二太陽光発電所】
[設備容量]1.8MW
[パネル]中BYD製、1826枚
[パワーコンディショナ]独SMA製630kWac、2台
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