CIS型薄膜太陽電池モジュール世界最大手のソーラーフロンティア（東京都港区、平野敦彦社長）は11月19日、東南アジアで太陽電池の販売を強化すると発表した。温度係数の高いCIS型モジュールは高温多湿地域でも発電性能が低下しにくい。製品の強みを生かしてシェア拡大を狙う。
　同社はこのほど、タイ・ラチャブリのいすゞ自動車販売店の屋根に出力50kWのシステムを供給した。タイの太陽光発電専門のEPC（設計・調達・建設）会社、エナジープロコーポレーションが施工し、2015年7月に運転を開始している。
　同社アジア地区販売責任者の上野啓氏は「今後、高い専門性を有する企業と連携し、南アジアや東南アジア市場でCIS型モジュールの販売を強化していく考え」とコメントした。