ドローン（無人航空機）を製造するスカイロボット（東京都渋谷区、貝應大介社長）は、米製のドローン用赤外線カメラを日本で独占販売する。2月20日、赤外線カメラ製造のフリアーシステムズと総代理店契約を締結したと発表。太陽光発電所の点検用途にドローンの利用が広がっているなか、関連の新商品を発売して提案を強めていく構えだ。
　スカイロボットはフリアーシステムズがドローン用に開発した小型赤外線カメラ2シリーズを4月から販売予定だ。標準版を18万5000円～39万円（税抜き）で、 標準版にフライトデータの記録機能を搭載した上位版を24万5000円～45万円（税抜き）で販売する。各シリーズ、撮影画素数の多さや1秒間で処理可能な静止画の数の違いにより価格が変わるという。
　さらにドローン本体と赤外線カメラとのセット販売も予定している。初期費用は54万円～、損害保険加入、修理対応、その他サポートなどの保守費用を3万5000円（月額） で提供する。
　昨年12月に航空法が改正され、ドローンの操縦ルールが定められた。スカイロボットは「これを機にドローンを用いたビジネスの拡大が見込まれる」とし、製品の販売に尽力しつつ、ドローンの操縦士を養成する学校を4月に開校する。ドローン本体と赤外線カメラのセット商品を購入したユーザーは、無償で養成スクールの授業を受講できる。