京セラ、住宅用太陽光システムの新製品発売 4月より、同一屋根の搭載量アップ
2016.03.01
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京セラ(京都市伏見区、山口悟郎社長)は3月1日、住宅用太陽光発電システムの新製品を開発したと発表した。7種類のモジュールを使い、同一屋根における搭載容量を最大約30%向上させたシステムとして、今年4月より販売開始していく。
同社が新発売する住宅用太陽光発電システム「Rooflex(ルーフレックス)」は、セル内部で失われていた一部の電荷を取り出し、効率的に電気に変換することを可能にした「ForZ(フォーズ)」技術を採用し、セル変換効率を向上。太陽光の反射を抑える低反射ガラスを使ったことで、モジュールの出力や変換効率を引き上げた。さらに、セルとガラスの間に独自開発した特殊封止材を充填し、従来利用できなかった短波長の光を電気に変換。セルとセルの間をつなぐ電極の幅を従来よりも広くし、電気抵抗を抑え、通電時のロスを低減するという。「Rooflex」のセル変換効率は従来品比1.0ポイントアップの19.8%、モジュール変換効率が同1.2ポイントアップの17.8%を実現した。
また、「Rooflex」では、日本の屋根形状や寸法に合わせ、7種類の専用モジュールを開発、セル同士の配列間隔をミリ単位で細かく設計・製造することで、最適なモジュールサイズを実現。同一屋根におけるモジュール搭載率を向上させたことで、総発電量がより多く獲得できるようになった。
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