パナソニック、創蓄連携システムの新製品発売へ 一体PCSを壁掛け型に
2017.02.20
PVeye
パナソニックエコソリューションズ社は2月20日、太陽光発電と蓄電池、一体型PCSをパッケージ化した創蓄連携システムの新製品を発表した。同システム内の一体型PCSをコンパクトにするなど省施工化を図った。4月5日より受注を開始し、2017年度に5000システムの販売を目指している。
新製品の一体型PCS「パワーステーションS」の蓄電池側の入出力は、停電時に炊飯器や電気ケトルを使用できるよう放電時2.0kWを維持しつつも、体積を従来製品より3分の1まで減らして壁掛け式にしたことで、基礎工事が不要となり、省施工化を実現した。他にも全端子に速結端子を採用し、施工時の結線作業にかかる時間を半減できるという。系統連系出力は5.5kWとなっている。
パワーステーションSの希望小売価格は税抜き65万円。連携できる容量5.6kWhのリチウムイオン蓄電池ユニットは同104万円で、合計で169万円。
新製品の開発経緯について、同社エナジーシステム事業部新事業推進センター企画開発部の松本亮部長は、「太陽光発電の余剰電力を売る時代から、ためて使う時代へと変わっていく。それを見据えて、太陽光だけの提供から、蓄電池のセット提案を強化していく。リフォーム工事の際の省施工や、省スペースをテーマに新製品を開発した」と語る。
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