東芝三菱電機産業システム（東京都中央区、山脇雅彦社長、TMEIC）は5月29日、海外市場向けとして、単機容量2,222kW及び2,550kWの屋内型PCS（パワーコンディショナ）と、PCSと昇圧用変圧器やスイッチギアなどを一体化したACステーションの販売を開始すると発表した。いずれもDC1500V対応の大規模太陽光発電所向けである。
　単機容量2,222kW及び2,550kWの屋内型PCS「SOLAR WARE 2220/2550」では、大容量化しつつもコンパクトなサイズを実現した。据付面積あたり容量で従来比2.76倍としたうえ、1MW機と比較して体積を7.6％削減し、1.4MVA／㎡を達成。周囲温度50℃までディレーティングなしで運転するほか、夜間無効電力補償機能による系統安定化やTMEIC独自の直流入力回路方式による安全性の向上も特徴としている。
　一方、ACステーション「SOLAR WARE STATION」は、DC1500V対応の屋内型PCSと昇圧用変圧器、スイッチギアなどをコンテナに一括収納したもの。40フィートコンテナを利用すれば、容量10MWまで構築可能だという。パッケージ化したことにより、工期短縮や建設コスト削減に繋がるほか、周囲環境に影響されないメンテナンス性も有する。