パナソニックエコソリューションズ社、創蓄連携システム新製品蓄電池の後付け可能なPCS発売へ
2017.10.01
PVeye
パナソニックエコソリューションズ社は、10月23日より蓄電池を後から設置できる創蓄連携システムの新製品の販売を開始する。業界初となる蓄電池を後から繋げる一体型PCS(パワーコンディショナ)であり、FITによる買取り期間が終了する住宅用太陽光ユーザーが生まれる〝2019年問題〟の対応策の一つになりそうだ。
同社が販売する『創蓄連携システム』は、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムを連携させた製品。このほど新発売する『Rタイプ』は、蓄電池を後付け可能な一体型PCSと充放電コンバータ、一括制御リモコンで構成される。
一般的に、既設の太陽光発電システムに蓄電システムを追設するには、蓄電池も同時に購入し、繋ぐ必要がある。しかし、同社の『Rタイプ』であれば、一体型PCSに最初から蓄電池を繋がなくてもよいため、まずは太陽光発電だけを接続しておき、居住環境や家族構成の変化などに合わせて後から蓄電池を導入することができるのだ。新設時のほか、2019年問題を含む既設の太陽光発電用PCSの交換需要も期待できそうだ。
『Rタイプ』の一体型PCSは、太陽光発電用のMPPT(最大電力点追従)回路を4回路搭載しているマルチストリング型。電力変換効率は96.5%、定格出力は5.5kWである。
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