新型パネルで屋根上需要を喚起 自然エネルギーの真価を追求するネクストエナジーが魅せる〝提案力〟

2017.04.01

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 屋根上に設置する太陽光発電の需要喚起を狙って、ネクストエナジーが、これまで搭載が困難とされていた屋根にも据えつけられる新しい太陽光パネルを開発した。キーワードは、「軽量」「小型」だ。

 ネクストエナジーは、昨年11月、産業用の軽量太陽光パネルを発売した。耐久性を維持しつつガラスの厚さを薄くし、パネル1枚の重量を10.5㎏まで抑えた。一般のパネルが19㎏前後だから、大幅な軽量化を実現したといえる。
 この軽量パネルならば、屋根にかかる荷重は㎡あたり約6.5㎏だ。これまで設置が困難だった強度の弱い屋根や老朽化した屋根にもパネルを搭載できるようになるだろう。
 プロダクトソリューション営業本部マーケットデザイン部の大家宏之部長は、軽量パネルを開発した狙いを、「FIT価格が下がるなか、今後は売電せずに自家消費する流
れになります。どんな屋根にも搭載できるパネルが活躍すると考えました」と説明する。
 さらに、同社はこのほど、パネルの新ブランド『CHROS(クロス)』を開発した。一般のパネルよりも短辺の長さを短くして、設置スペースが限られる住宅の屋根で搭載量を増やせるようにした。大家部長が、「従来は産業用と同じサイズのパネルを採用していたが、構造設計を変えて小型化した」と言うように、新製品には最新のニーズを反映したのである。
 発電効率や価格にもこだわりがあるようで、大家部長は、「小型化して積載量を増やすうえで、高効率を念頭に置きました。また、住宅用もコスト要求が強いので、同性能の製品と比較して安価な価格帯で売り出します」と話す。
 同社は、太陽光パネルだけでなく、新たに自社ブランドのPCS(パワーコンディショナ)の販売も開始しており、住宅用太陽光発電市場で新風を巻き起こすつもりだ。

最大の展示スペース

 ネクストエナジーは、太陽光パネルの開発もさることながら、自然エネルギー事業を幅広く手掛けている。それだけに、今回の『PVEXPO』では、『スマートエネルギーWeek』の出展企業約400社のなかで最大の展示スペースを確保し、多角的に展開する事業を存分に紹介していくという。
 ブースには、大きく3つのゾーンを設けた。まず『新規建設・商材開拓ゾーン』では、発電所建設に関する新商材やソリューションを求める来場者向けに、前述の最新パネルや独自開発の架台などを展示する。『安定運用・収益性向上ゾーン』では、発電所のO&M(保守・管理)関連機器や洗浄サービスなどを、『自然エネルギー注目ビジネスゾーン』では、将来を見据えた新しい事業展開のヒントとして、電力小売りやアセットマネジメント、海外事業などを紹介する。
 ブースデザインを担当した営業企画室営業企画課の征矢野有希氏は、「自然エネルギーのリーディングカンパニーを担うという意思の表れとして、これまでとコンセプトを変えて幅広い製品やサービスを展示します。当社のブースに来ていただければ、お客様のお悩みや課題に対して、アイデアや情報に対する答えを持ち帰っていただけると考えています」とアピールする。
 ネクストエナジーの最大の強みである〝総合力〞が体感できる今回のPVEXPO。一見の価値がありそうだ。

ネクストエナジー
0120-338-647
10:00〜17:00(土・日・祝日除く)
http://www.nextenergy.jp

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