オムロン、野立て専用パワコン発売 屋外設置用の単相5.5kW機
2018.02.22
PVeye
オムロン(京都市下京区、山田義仁社長)は2月22日、太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)の新製品として、屋外設置用の単相5.5kW機を発売すると発表した。4月より販売を開始する予定だ。
同社が新発売する「KPVシリーズ」は屋外設置用の定格容量5.5kWの単相PCSで、従来機種である「KPMシリーズ」の野立て専用の後継機種である。1回路あたりの最大許容短絡電流値を従来機種の11Aから12Aに引き上げたことで、より高電流の太陽光パネルに対応可能となった。パネルの過積載率も最大200%まで拡大できるという。電力変換効率は業界最高水準である96.0%を実現したほか、日照の少ない朝夕や曇りなど500W程度の低出力時にも95.5%の高変換効率を維持している。
また、本体の重さは20kgと、従来比で容積80%、質量64%の大幅な小型・軽量化を実現。1人での設置作業もできるようになったほか、C形鋼への直接取付けを可能にするなど、施工性を向上させており、従来機種と比べて約半分の時間で設置を完了できるという。
その他、PCS同士の離隔距離を従来比1/5となる3cmに縮小。従来機種と同様に重塩害対応タイプを揃えつつ、一般タイプでも塩害地域への設置を可能とした。遠隔出力制御にも対応している。
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