日本コムシス（東京都品川区、加賀谷卓社長）は6月14日、岩手県金ケ崎町にて出力20MWの太陽光発電所を完成させたと発表した。同社グループにとって18か所目の自社太陽光発電所である。
　岩手県胆沢郡金ケ崎町のゴルフ場跡地に建設した「金ヶ崎GC太陽光発電所（サン・カントリー金ケ崎）」は、出力20,747kW、約2,100万kWhの年間発電量を見込む。発電事業者はコムシスクリエイト、施工は日本コムシスが担当。投資額は約53億円で、6月2日に稼働した。
発電所では、64,836枚の太陽光パネルを25グループに区分し、設置している。積雪寒冷地におけるメンテナンスの効率向上のため、受変電設備の周辺に融雪・凍結防止用のロードヒーターを採用したほか、環境保全の観点から残存緑地を最大限確保する配置を計画。大規模造成による地形の変更を行わず、杭基礎を用いることで起伏を活かしたまま、パネルを設置したという。