京セラ（京都市伏見区、谷本秀夫社長）は1月24日、金下建設（京都府宮津市、金下昌司社長）及びオムロンフィールドエンジニアリング（東京都目黒区、四方克弘社長、以下OFE）との共同出資で設立したSPC（特別目的会社）である丹後太陽光発電合同会社が合計7ヵ所3.2MWの太陽光発電所を稼働させたと発表した。
　京セラら3社は、2017年に宮津市内にて6ヵ所の太陽光発電所を稼働させた宮津太陽光発電合同会社の共同出資者であり、今回のSPCによる太陽光発電事業はそれに続く取組み。京都府宮津市、京都府舞鶴市、兵庫県豊岡市、福井県若狭町に合計７ヶ所、合計出力3,228kWの太陽光発電所を建設した。宮津市の案件と同様、耕作放棄地などの遊休地を太陽光発電の事業用地に転用しており、京都府宮津市・舞鶴市、兵庫県豊岡市、福井県若狭町の各自治体及び地元自治会、関連する行政機関の協力を得て実現したという。
　太陽光発電所の建設では、金下建設が土地の整備、OFEが発電設備の設計・施工を担当。京セラは太陽光パネルを含む周辺機器を供給した。設備の保守管理業務はOFEが担う。