ミサワホーム グループ初のメガソーラーを運開
2013.03.21
PVeye
ミサワホーム(竹中宣雄社長)は、昨年 10 月よりミサワグループの国内 4 拠点において太陽光発電設備の設置を進めてきが、そのうちの1つ「関東物流センター」でのメガソーラーの運転を開始した。
「関東物流センター」は、新築施工現場へトラックで部材類を配送する際の物流拠点と なる施設。同センターは産業廃棄物の中間処理施設「関東資源循環センター」に併設 しているため、部材類を配送したトラックが帰り便で施工現場の建設廃棄物を積み込み、 関東資源循環センターへ効率的に回収できることが特長で、これによりミサワホームの新築施工現場のゼロ・エミッション(※1)に大きく貢献していくとしている。
資源の有効活用に寄与する事業として、ミサワホームでは昨年 10 月以降、関東物流セ ンターのほか沼田工場、福岡工場、ミサワホーム静岡の新社屋においても太陽光発電設備の設置を進めてきたが、関東物流センターが運転を開始。発電出力は約 1,000kW で、これにより想定される年間発電量約 95 万 kWh は、一般家庭約 280 世帯分(※2)の年間電力 消費量に相当する。発電した電力は全量売電することで、売電金額は年間約 3,800 万円 (税込 42 円/kWh で試算)を見込む。なお、今回の太陽光発電設備の設置にあたり、設計・施工・運営管理をグループの生産子会社であるテクノエフアンドシーに委託した。
ミサワホームでは、残りの 3 拠点についても順次稼動を目指すほか、グループ拠点以外にも太陽光発電設備の設置を広く提案することで、クリーンエネルギーの確保によ る低炭素社会の実現に寄与していく考えだという。
※1:廃棄物の埋め立ておよび単純焼却を行わず、リサイクル率を 100%とすること。ミサワホームでは 2010 年に全国の新築施工現場においてゼロ・エミッションを達成。
※2:電力事業連合会 HP より算出(一世帯あたりの年間電力消費量 3,403kWh)
■「太陽光発電設備」概要
・ 設 置 場 所 / 関東物流センターの施設屋根面
・ 設置容量/ 998kW
・ 設置面積 / 6,634m²
・ 送電開始日 / 2013年3月21日
・送 電 先/東京電力ほか
・ 設計,施工,運営 / テクノエフアンドシー
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