住友電工 業界初1500Vケーブルを供給
2013.03.21
PVeye
住友電気工業(松本正義社長)は、太陽光発電設備用直流1500VケーブルのS‐JET認証(*)を取得し、今年2月、業界とした初めて納入を完了したと発表した。
従来、メガソーラーなどの太陽光発電設備では、600Vの低圧ケーブルの使用が一般的だったが、近年の太陽光発電設備の大容量化に伴い、送電効率を上げるため高電圧配線のニーズが高まってきた。高電圧配線には、高圧ケーブル(3300V、6600V CVケーブル)を使用する必要があったが、今般、電気設備技術基準が改正され、太陽光発電設備に使用する場合に限り、直流1500Vケーブルの使用が認められた。
住友電工は、いち早く本ケーブルの開発に取り組み、「DC1500V PV‐CQ」として製品化し、第三者認証であるS‐JET認証を取得、今回、業界で初めて本ケーブルを納入したという。
「DC1500V PV‐CQ」は、従来の高圧ケーブルに比べ、金属遮へい層がなくコンパクトなため、施工性・経済性に優れるとともに、太陽光発電設備での使用を考慮し、耐熱性・耐候性・機械的特性にも優れた、長期信頼性を有する製品だとする。
* S-JET認証:
電気用品安全法を補完し、電気製品をより安心安全に使うことを目的とした第三者認証制度。試験基準の適合性が客観的かつ公正に証明されたことを示すもの。
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