太陽光発電所を開発するソネディックス・ジャパン（東京都港区、影山友道社長）は2022年1月13日、栃木県佐野市内で出力41.6MWの太陽光発電所を稼働させた発表した。発電した再生可能エネルギー電力はPPA（電力売買契約）を交わして売電する。
　同社は、土木工事とO&M（管理・保守）をユーイ自然電力に委託しつつ、太陽光発電所の開発から建設全般を手掛けた。京セラ製太陽光パネルを出力換算で41.6MW設置し、独・SMA製のPCS（パワーコンディショナ）で構成、22年1月5日に稼働させた。
初年度の年間発電量は490万kWhと見込み、20年間に亘って全量売電する。ソネディックス・ジャパンが建設した太陽光発電所は今回で7ヵ所目となり、累計出力は約333MWに達した。
　一方、同社はこのほど栃木県茂木町内で出力16.4MWの太陽光発電所の開発に着手した。完成後は発電した再エネ電力をPPA（電力売買契約）に基づき、18年に亘って全量売電する。
　太陽光発電所には、出力16.4MW分の単結晶型太陽光パネルと大型PCSで構成する。23年第3四半期の商業運転を予定しており、初年度の発電量は220万kWhを見込んでいる。
　ソネディックス・ジャパンのグループ会社でIPP（独立系発電事業者）の米・ソネディックス・パワー・ホールディングス・リミテッドは、世界各地で運営する太陽光発電所が出力換算で5GWに達した。ソネディックス・ジャパンは22年上半期にも82MWに及ぶ太陽光発電所の稼働を計画。日本で管理する太陽光発電所は500MWを超えている。