名古屋鉄道グループでは、「名鉄グループ中期経営計画~PLAN120~」 （2012 年度~2014年度）において、『グループ経営の強化』を重点テーマに掲げ、 グループ各社が保有している資産の有効活用を目指しているが、そのひとつとして「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用した太陽光発電事業を開始する。

　発電事業を開始するのは、名古屋鉄道と中央設備エンジニアリング（愛知県名古屋市、野村徹社長）の2社。まず名古屋鉄道は静岡県湖西市と愛知県美浜町の自社所有地2ヵ所で、一方の中央設備エンジニアリングは豊橋鉄道（愛知県豊橋市、伊藤優社長）が保有する愛知県新城市の所有地 1 ヵ所において、発電事業を行なう。
　3ヶ所でのプロジェクトはすべて、2013年度より発電事業を開始し、中部電力への売電を予定している。

　なお、名鉄協商（愛知県名古屋市、盛田敏雄社長）では、 愛知県名古屋市の自社所有建物の屋根において、2012年度より発電事業を開始済みだ。


各事業の詳細については、下記のとおり。


1.名鉄新居弁天太陽光発電所（仮称）

所在地/静岡県湖西市新居町字新弁天
所有者/名古屋鉄道
敷地面積/約15,000m²
発電容量/981kW(パネル約4,100枚)
年間発電量/約981,000kWh(一般家庭約270世帯相当)
着工時期/2013年5月(予定)
発電開始時期/2013年11月(予定)
年間売電売上/約4,100万円(税別・見込み)
発電事業者/名古屋鉄道
建設・運営/シーエナジー
CO2削減量/約460トン


2.名鉄布土太陽光発電所（仮称）

所在地/愛知県知多郡美浜町大字布土字外平井
所有者/名古屋鉄道
敷地面積/約14,000m²
発電容量/813kW(パネル約3,400枚)
年間発電量/約813,000kWh(一般家庭約220世帯相当)
着工時期/2013年5月(予定)
発電開始時期/2013年11月(予定)
年間売電売上/約3,300万円(税別・見込み)
発電事業者/名古屋鉄道
建 設 ・運 営/シーエナジー
CO2削減量/約380トン


3.新城メガソーラープロジェクト

所在地/愛知県新城市杉山字荒井
所有者/豊橋鉄道
敷地面積/約27,000m²
発電容量/1,540kW(パネル約6,200 枚)
年間発電量/約1,540,000kWh(一般家庭約430世帯相当)
着工時期/2013年3月
発電開始時期/2013年8月(予定)
年間売電売上/約6,000万円(税別・見込み)
発電事業者/中央設備エンジニアリング
建設・運営/中央設備エンジニアリング
CO2削減量/約720トン


4.名古屋市名鉄協商駐車場センター

所在地/名古屋市名駅南3丁目(名鉄協商駐車場センター)
所有者/名鉄協商
設置面積(屋根)/約280m²
発電容量/30kW(パネル188枚)
年間発電量/約32,000kWh(一般家庭約9世帯相当)
着工時期/2013年1月23日
発電開始時期/2013年2月5日
年間売電売上/約1,280千円(税別・見込み)
発電事業者/名鉄協商
建設・運営/名鉄協商
CO2削減量/約15トン