協和エクシオ（東京都渋谷区、石川國雄社長）は4月15日、山梨放送（山梨県甲府市、野口英一社長）が建設を計画している山梨県甲斐市の双葉ラジオ送信所敷地内でのメガソーラーの設備建設工事を受注したと発表した。工事の完成および引き渡しは2013年7月を予定している。
　同社は、環境事業の一環として、太陽光発電システムの設計・施工・運営までの一連した事業や再生可能エネルギーの固定価格買取制度による売電事業を展開している。同社にとって、山梨県内におけるメガソーラー発電設備設置工事は、2月に着工した韮崎市の新府ソーラー発電所建設工事（自社売電事業施設）に続いて2件目。
　今回の太陽光発電設備設置工事は、山梨放送が甲斐市に所有する双葉ラジオ送信所の敷地（約14,500㎡）内に約4,700枚の太陽光パネルを設置し、同社が約1,150kWのメガソーラーによる太陽光発電事業を行うための設備を建設するもの。双葉ラジオ送信所は、同社のラジオ放送の主幹送信所となっており、敷地内は出力5kWの強電界であるのに加え、地下30cm付近に120本のラジアルアースがアンテナから放射線状に設置されていることから、設置および運用にあたっては、放送電波に影響を与えないようラジアルアースの接続やアンテナ指向性対策、電界強度測定などを実施する予定。受注金額は約4億円。設計・施工は協和エクシオ甲信支店が担う。